靴の豆知識voice
安全靴が臭いと損をする
ガテン系仕事、特に建築・土木の現場は男中心の世界なので、汚れや汗は仕事の勲章でした。しかし、それは昔のハナシです。
クサイ男はNG
男クサイのが当然と思われていますが、ここ数年異変が起きています。
男臭いのはOKでも臭い男はNGなのです。
ハラスメントという言葉が連日取沙汰されるようになり、セクハラ、パワハラ以外にスメハラという言葉も上がってきた。
スメハラはスメル(ニオイ)の嫌がらせという意味で、香水をプンプンさせて寿司店やレストランに入ることに始まり、靴を脱いだ時のニオイなどもこの中に入ります。
現場と家庭は別世界
誰にも分からければいいのですが、家電を設置に来た電気屋さん、エアコンを直しに来た空調屋さん、室内の補修に来た内装屋さん、皆さん靴を脱いでお宅に上がります。
この時、対応するのは主に奥さんで、日ごろからハウスダストに気を使い空気清浄機やアロマポットを常用している方も増えています。
そんな奥様方が安全靴を脱いだ時のニオイに気付かない筈がありません。
旦那が帰ってきて工事の様子を聞くより速く、「床と畳が臭うのー!」に始まり、工事の人の靴と靴下が臭かった様子を延々と話し始まるのです。
最後は、「もうあそこでは頼まない。」となるのです。
仕事上手でも臭いと商売下手
どんなにテキパキと良い仕事をしても、気を使って愛想を言っても、臭い靴で帳消しどころかマイナスになってしまいます。
そんな時は、「床や畳は拭きけば済むんじゃないかい、仕事も真面目で料金も負けてくれて親切じゃないか!」と一括すれば済みそうですが、昨今そんなこと言える旦那さんが何人いますかね?