消臭の豆知識deodorant
業務用オゾン発生器の市販状況

業務用のオゾン発生器の価格には相場がありません。これは、使われる用途が自動車のような小さい空間から体育館などよりも広い大きな工場まであり、必要とされるオゾン発生量が3桁も4桁も違うからです。
業務用は1万円から数百万円
オゾン発生器の価格は可搬型の小さなものは1万円程度から、工場に設置するものは特別注文で数百万数千万円のオゾン発生器まであります。
これは、オゾン発生量の違いだけでなく、可搬型の製品のオゾン製造方法はセラミックプレートに高電圧をかけるタイプものがよく使われますが、調理関係や医療関係では殺菌効果もある紫外線を使用したオゾン発生器も使われています。
さらに、調理関係などではオゾンが酸素の10倍も水に溶ける性質を利用して、食材の殺菌をオゾン水で行うために水を電気分解してオゾンを発生させる方法も使われていますこのように、使われる場所によってオゾンの発生方法もオゾン量も全く異なるためオゾン発生器の価格の相場が無いだけでなく、オゾンの発生量とオゾン発生器の価格も連動していないのが実態です。
個人で買うのはリスクも伴う
個人で購入する場合は、セラミックプレートに高電圧をかけてオゾンを発生させるタイプが多いと思われますが、可搬型の小型オゾン発生器は国内製造でないものも多く、家庭用品とは異なり、日本の家電規格と異なるものも流通しています。
また、家庭用品では無いので、詳細な使用説明書がなかったり、安全に関する保証などの規定が明記されていないこともあります。
もし、業務用のオゾン発生器の購入を検討する場合は、ある程度電気の知識を持っていて機器の仕様と部屋の容積を適合させた使い方が分かるようでないと危険が伴うこともあります。
広い場所で使うのには特注品が便利
工場などの容積の大きい場所で出業務終後の出夜に毎日消臭を行う場合などは、小型のオゾン発生器を複数購入するよりも、据付型で大型のオゾン発生器を注文して作らせるほうが割安になることもあります。
これは放電型のオゾン発生器の場合はオゾンを発生させるユニットが安価に入手できるため、複数のオゾン発生ユニットと安全な電源装置とファンを用意してオゾンをダクトで搬送することで、悪臭の強い部分に重点的に長時間稼働させたり、使う部分によってオゾンの濃度を変化させることが容易にできるからです。
また、オゾン発生器を使った消臭後、自動的に換気を行うようにしておけば、翌日の業務開始時には従業員がオゾンが残っていない工場に出社して作業を始めることも可能になります。
汚水にはオゾン水
飲食店などの悪臭の発生源には調理ごみや食べ残しなどが腐敗して発生する悪臭の他に排水口からの悪臭の発生があります。
飲食店の排水口にはほどんと場合、飲食店の排水中に含まれる油分を取り除くための「グリーストラップ」と呼ばれる設備が各店舗の床下に設けられています。
この床下のグリーストラップの中には、腐った油や腐敗した食べ物がヘドロ状になったものがこびりついて、水中から悪臭を発生させているため通常の気体オゾンではあまり消臭効果が得られません。
このようなものの消臭対策には、オゾンを水に溶かした「オゾン水」が用いられます。
油カスや食材の腐ったヘドロが溜まっているグリーストラップにオゾン水を数10分から数時間流すことで、グリーストラップの中の汚れをオゾン水中のオゾンが分解して悪臭の発生がなくなります。
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