靴臭がオナラと誤解されやすい理由

激しい靴臭と似ているニオイとして発酵食材が挙げられることがありますが、もう一つ「オナラなどのようなニオイ」と表現されることもあります。

オナラはトイレがマナー

日本では「オナラはトイレに行って便器に腰を下ろしてする」のがマナーであることが徹底されていないの現状です。
また、靴臭以外に「本物」の場合もあります。
仕事場は勿論のこと、たとえ家庭であっても「オナラだと思ったのに‥‥」というのは本人にとっては大事件です。
成人男性へのアンケートの結果によれば、幼児期を除いて「オナラではなかった‥‥」という経験を持っている人は何と約6割いるそうです、その半分強の方は家庭内での出来事だそうです。
つまり、家庭の外でも6割の半分弱、成人男性の4人に1人は家庭外での「想定外の事態」経験者ということです。

靴臭で自分の評価を下げない

西洋では自分自身を守ることはとても重要なことで、例え仕事や授業を遮ってでも後々自分のマイナスになるような事態は避けるのが当然です。
これに対し、日本では江戸時代から「我慢する、辛抱する」ことが美徳のように思われているため、「小は我慢、大もぎりぎりまで辛抱」する人が多く、オナラ程度ではとてもトイレに行けない雰囲気が出来上がっています。
また、周囲の人もオナラくらいならという寛容性もあって、オナラのような臭いがしても原因を激しく追及するようなことはありません。
しかし、陰では「〇〇さんいつもオナラを‥」と噂されるのも事実、例え原因がオナラでなくて靴臭であっても誤解されてしまいます。

靴臭の一種はオナラなどと共通成分

話が逸れてしまいましたが、オナラやウンコの臭い成分のひとつにメタンチオールという物質があります。このメタンチオールは腐ったタマネギのような嫌なニオイです。
そしてこのメタンチオールは靴の悪臭の成分でもあります。
靴がクサイと言われる原因になる3大成分は、メタンチオール、プロピオン酸、3-メチルブタン酸なのです。
ウンコやオナラとクサイ靴に共通している臭いニオイを出す化学物質は「メタンチオール」なのです。

あなたの靴のニオイは‥

大人の世界ではかなり酷いニオイでも「靴がニオう」という言い方をしますが、多くの場合「あなたの靴はウンコのニオイがします」ということなのです。
そして靴のニオイは時間をかけてメタンチオールが他のプロピオン酸、3-メチルブタン酸とセットで靴に浸み込んでいるので、もし靴を水を流して洗ってもニオイは取れず、乾けば元のニオイを発生させるのです。
靴のにおいを元から絶つには靴のニオイの元になる「メタンチオール、プロピオン酸、3-メチルブタン酸」を発生させる細菌をやっつける必要があるのです。

ニオイを出す細菌をやっつけて悪臭を元から絶つ「靴の消臭剤グランズレメディ」で対策を。

応急処置に役立つハブラシ

ちなみに、筆者の知人によると「オナラではなかった‥‥」ときの応急処置は、ズボンを裏返しにして水洗トイレの便器の中に突っ込み水を流して洗い、きつく絞って履くのだそうです。
とは言っても、初期対処から全てを素手で行うのは誰でも躊躇ってしまうものです。
また、水流が弱い場合はなかなか流れなかったり、色が残る可能性もあります。
そんな時の強力な助っ人が「ハブラシ」です。
初期対処の固形物除去はもちろん、浸み込んだ汚物の洗い流しも、水を流しつつズボンの裏側から軽く擦るだけできれいさっぱりなくなります。
最近はトイレで歯を磨く人も多いので、使い捨てのハブラシがゴミ箱に捨ててあることも多いのですが、用心のためにポケットに一本忍ばせて置けば万一の時も安心、周りからはエチケットに気配りする人と思われるので一挙両得です。
オフィスで濡れたズボンを履いてても「ニオイ」も「ヨゴレ」もなければ、「転んでバケツをひっくり返した」程度のコメントで怪しまれることはありません。

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