消臭の豆知識deodorant
衣類臭を改善する4つの方法

衣類のニオイには衣類の外側から付いたニオイと内側から付いたニオイがあります。衣類の外側から付いたニオイにはタバコや焼肉のニオイなどがあり、衣類の内側から付いたニオイには汗や皮脂が分解されたニオイがあります。
消臭剤で対策
スーツに焼肉のニオイが付いている場合やワイシャツが汗臭い場合、とりあえず即効性のある消臭方法は衣類用スプレーです。
衣類用消臭スプレーの効果はすぐに発揮されますが、持続性はそれほど長くありません。
消臭スプレーに含まれる薬剤はニオイそのものを消し去るのではなく、ニオイの粒子を外側から包んでニオイを減らす仕組みのため、時間とともにニオイの外側を包んでいる薬剤が消えてしまうとニオイが再び戻ってくることがあります。
なお、衣類用スプレーはニオイの原因となる物質に応じたいろいろな種類が発売されているので、目的に応じたスプレーを使うと効果てきめんですが、対応しないニオイ物質についてはほとんど効果がない場合もあります。
洗濯で対策
衣類に付いたニオイの消臭の基本となるのは、勿論洗濯です。
洗濯で衣類のニオイの元となる物質を洗い落とすことで、完全な消臭対策ができます。
しかし、洗濯による衣類の消臭には2つ注意することがあります。
先ずは、洗濯するときにニオイの元となる物質を完全に落とす必要がありますが、ニオイの元となる物質は一種類だけとは限らないので、脂質とタンパク質とか、泥と汗と言った成分も大きさも異なるニオイの元に作用する必要があり、これは洗剤にとって極めて難しい課題なのです。
ですから、各洗剤は「泥を根こそぎ」とか「皮脂にガッツリ」とか得意な分野を謳っているわけであり、意地悪な見方をすれば、パッケージや宣伝に謳っていない汚れについては得意でないこともあるのです。
ですから、衣類を洗濯で消臭するには、ニオイに応じた洗剤を使い分ける必用があり、場合によっては洗剤を混ぜたり、部分洗いや2度洗いをする必要があるのです。
乾燥で対策
洗濯物の生乾きは嫌なニオイがします。
これは、洗濯物に残った汚れをエサにして繁殖し、ニオイ物質を出す菌が繁殖したり、部屋の中にいる菌が洗濯物について繁殖してニオイ物質を出していることが原因です。
これを防ぐには洗濯物に汚れが残らない様に完全な洗濯をすることですが、実際問題として、100%の汚れや細菌の除去は不可能です。
しかし、細菌はある程度の湿度がないと活動や繁殖することができないので、洗濯物を乾燥機や太陽光で乾燥させると、洗濯物のニオイはなくなります。
また、太陽光で乾燥させた場合は、細菌そのものを殺菌できることもありますので、着用して衣類が湿気ただけでニオイが出てくることを抑えることができます。
熱で対策
熱を使った代表的な消臭方法は「煮洗い」です。
これは大鍋や専用の機械で衣類を煮て洗う方法ですがいくつかの弱点もあります。
先ず、自然染色などの色物では色落ちや色移りが発生する場合があります。
また、化学繊維以外の綿や羊毛絹や麻の天然繊維による衣類では煮洗い後に修復不可能な縮みや伸びが発生します。
そして、煮洗いによって汚れをエサにして繁殖しニオイ物質を出す菌を殺菌することはできますが、既に衣類に付いているニオイは煮洗いとは別途に洗濯や薬品で消臭する必要があることです。
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