消臭の豆知識deodorant
生活習慣と体臭

体臭予防の手法として食べ物の内容を変える方法がありますが、その他の代表的なものとしては、生活習慣を変える方法があります。ストレスが多いと体臭が強くなることが知られていますが、ストレスの軽減以外にも誰でもできる体臭を減らす4つ方法を紹介します。
椅子を使ったスクワットで血行を良くする
人間は血行を良くして汗をかき、体臭の元となる老廃物を汗や尿から出すことで体臭を減らすことができます。
このとき大切な事は、運動をする前に水分をたくさんとっておくことです。
水分を取らずに運動を始めると、汗が出ないだけでなく体内の老廃物等が濃くなってしまい、体臭が減らないだけでなく腎臓に負担をかける原因にもなってしまいます。
また極端な場合は脱水状態を起こし、健康を損なうことになるので、必ず十分な水分を取った後、運動中にも水分補給ができるようにペットボトルなどに水分を用意して身近に備えるしょうにしましょう。
汗をかく運動の代表的なものとしてはウォーキングがありますが、中高年の方にとっては、心肺に負担をかけることで疲労の原因になったり血糖値や血圧の方高い人にはウォーキングといえども危険な場合があります。
また体重の多い方は足腰に負担がより多くかかるので、膝を痛める原因になることもあります。
このような場合はウォーキングでなく、部屋の中で椅子を使ったスクワットを行うことをおすすめします。
椅子スクワットは通常のスクワットと異なり、椅子の座面を使って行います。
ゆっくりと椅子に座ったり立ったりするのですが、この時に椅子や膝に手を当ててもいいですし、肘掛けのついた椅子ならば肘掛けに手を当てても構いません。
また、前にもう一つ椅子を後ろ向きに置いてその椅子の背もたれに手をかけて立ち上がったりしてもかまいません。
また、体調に余裕のある人は椅子に座らず、置いた椅子の背もたれに捕まってしゃがむ程度まで深く腰を落とすスクワットをする方法もあります。
スクワットの回数についてはあまり拘らず、自分のペースで間接に負担にならない範囲で汗をかく程度まで行うのが目安となります。
風呂に入る
血液の循環を良くして汗を沢山出し、体臭を減らすもう一つの方法は入浴です。
血液の循環を良くする入浴方法はぬるめのお湯に長時間入る半身浴ですが、必ず入浴前に水分をたくさんとることが基本になります。
また、入浴中にも水分を十分に補給できるよう、風呂の中に飲み物をたくさん持ち込むことも重要です。
風呂の温度については熱いお湯に入る方が汗がたくさん出ると思う方もいるかもしれませんが、人間は体温より熱い湯に入ると汗腺が閉じてあまり汗をかかないのです。
反対に行分の体温と同じかほんの少しぬるい程度のお湯に入ると汗腺からたくさん汗が出るので効果的です。
うんちをどんどん出す
体臭を減らす3番目の方法はマメにうんちをすることです。
うんちについては「毎朝規則正しく」と言われることが多いですが、本当は「最低1日1回」であり、1日2回でも3回でも構いませんので出るだけ出しましょう。
体から排出されたうんちは当然のことながら悪臭を放ちます。
毎日規則的にうんちするときに比べて便秘などで数日貯まったうんちをしたときは非常に臭く感じるものです。
実は体の中にいるうんちにもニオイがあります。
この体の腸の中にあるうんちはその場で醗酵してインドールやスカトールなどのうんちの悪臭の原因となっている物質を腸中でも撒き散らしています。
これらの物質は腸壁から血管に入り体の中を流れます。
そして肺に到達した物質は呼吸している人間の口から呼気に混ざって出て口臭の原因になったり、体の毛細血管から出て体臭の原因になったりします。
つまり、便秘をしていると「口もクサイが体もクサイ人」になる可能性が高いのです。
これらを防ぐ方法はただ一つ、マメにうんちをすることです。
便秘を防ぐには、まず水分をたくさんとり、さらに繊維質の食物を多くとり、腸の動きを伴う運動をすることの3つが基本です。
ストレス対策は眠ること
体臭減らす生活習慣改善の4番目は睡眠を沢山とることです。
人間はストレスを感じると汗をかいたり、呼吸が不規則になったりするために体臭も強くなることが分かっています。
このストレスと睡眠には密接な関係があり、実験によれば、同じトラブルに遭遇しても睡眠時間が少ない人より睡眠を多くとった人の方がストレスを感じにくいことと、ストレスを感じても溜めにくいことが分かっています。
多くの情報には睡眠時間について最低7時間などと言われていることが多いですが、ストレスに対する対策としては8時間でも不足です。
イギリスの大学が行った現代人の生活から離れた人間本来の睡眠時間を探る実験では、生活リズムをリセットするために1週間毎日13時間以上強制的に睡眠をとるようにして(もし目が覚めてもベットで目を閉じている)生活時間をリセットされた後、就寝から自然起床までの平均的睡眠時間を計ったところ、8時間40分という結果が出ています。
これらを踏まえると、毎日9時間睡眠できる生活スケジュールを用意して、少なくとも8時間半程度は睡眠をとるようにすると、ストレスを感じにくくストレスを感じても貯めにくい体になるので、ストレスからくる体臭を減らすことができるでしょう。
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